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ファイルストレージとは?オンラインのものやファイルサーバーとの違い

ファイルストレージの導入を検討しているという企業も多いのではないでしょうか。
しかし、いまいちファイルストレージについて理解できていなかったり、導入するメリットを把握できていなかったりと、良いイメージを持てていない方も多いはずです。

  • そもそもファイルストレージってどんなもの?
  • ファイルサーバーとは違うの?
  • ファイルストレージとオンラインファイルストレージはどう違うの?
  • オンラインファイルストレージのメリットとデメリット
  • オンラインファイルストレージを選ぶときの基準

上記5つをメインとして、ファイルストレージ、あるいはオンラインファイルストレージについて解説していきます。
自社内で導入の検討がスタートしている場合もあるかと思うので、検討に入る前のひとつの資料としてもご活用ください。

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1.ファイルストレージってどんなもの?

データを書き込んだり読み込んだりする記憶装置を「ストレージ」と呼んでいます。

基本的には「データを保存しておくところ」という認識になりますが、このファイルストレージにもWindowsでは「エクスプローラー」と言われていたり、Macでは「Finder」と言われていたり、いろいろな種類や呼び名があります。

仕事をしているなかで、何気なくファイルの保存などで使っていることが多いことでしょう。

この記事では「ファイルストレージ」と呼びますが、「ファイルサーバー」と呼ばれていることもあります。

人によって呼び方が違うこともあるかもしれませんが、意味としては基本的に同じです。

またファイルストレージでは「フォルダ」と呼ばれるものもありますが、これはファイルストレージの階層構造に関係があります。

ファイルストレージは階層構造によって見やすく管理されている

例えば、取引先としてA社とB社があり、「A社納品書」「A社契約書」「B社納品書」「B社契約書」の4つのフォルダがあったとします。

この4つのフォルダが平面で並んでいる状態だと、A社の納品書が見たいのにB社の納品書を開いてしまうなどというミスが起きて、正確性や作業の効率にも影響するでしょう。

しかしそうではなく、まず「A社に関わるフォルダ」と「B社に関わるフォルダ」の2つに分け、「A社に関わるフォルダ」のなかに「A社納品書」と「A社契約書」を入れておくことで、よりパっと見て分かりやすいようにフォルダを管理することが可能です。

実際には取引先の量は大量にありますし、それだけのファイルやフォルダがあるとしたら、探している1つのファイルを膨大な量のフォルダから探し出すことになります。

こうした保管の仕方を階層構造と呼び、探しているファイルを見つけやすいように管理されています。

2.リモートワークに最適なオンラインファイルストレージ

WindowsのエクスプローラーやMacのFinderなど、日常的にファイルストレージを使用しているという方も多いはずです。
しかし、通常のファイルストレージであれば、そのファイルストレージがある場所に行かないと保存されているファイルは使用できません。
そのため、テレワークをする場合にはファイルが使用できずに不便をしたという方も多くいらっしゃるはずです。

その一方、最近よく利用されているのが「オンラインファイルストレージ」というもの。
基本的な仕組みはこれまでのファイルストレージと同じなのですが、オンラインの環境にデータを保存することができるようになります。
これによって、インターネットの環境があればどこからでもファイルにアクセスできますし、一つのストレージを複数の拠点から利用することも可能です。
GoogleドライブやONE Driveなどのサービスがこれにあたります。

実際にオンラインファイルストレージを利用するとなれば、業者が運営しているサービスを利用するという形になるでしょう。
そうすれば、簡単に容量を変更することができるので、「もう少しストレージの容量には余裕が欲しいな」と思えばすぐに容量を増やすことができます。

後ほど詳しく紹介しますが、テレワークが増える昨今、大変便利でメリットが多く、業務の効率化に役立つツールとなっています。

3.オンラインファイルストレージを利用するメリット

それでは、オンラインファイルストレージを利用することのメリットをまとめていきます。
実際に導入を検討している場合には、「本当に我々が求めていることが得られるのか」という観点で、見てみてください。

8つのメリット

ネットの環境があればどこでもファイルストレージからデータが使える

これまでのファイルストレージは、USBメモリやパソコンに直接保存されていたので、ファイルを使いたい場合にはそれがある場所に出向く必要がありました。

しかし、オンラインファイルストレージになることで、インターネットの環境が整っていれば、どこにいてもファイルストレージからファイルを取り出すことができるようになります。

テレワークとして自宅やカフェで仕事をするという方も多いかと思いますが、企業がこのオンラインファイルストレージを導入することで、テレワークがより便利なものとなるでしょう。

これまではファイルを取り出すために出社していたという場合でも、オンラインファイルストレージを導入すればこれが解消されるので、業務効率の向上にもつながるはずです。

社員の時間は有限ですので、こういった手段でどんどん時間を有効に使用していけたらいいですね。

各データ、階層ごとにアクセス権限を与えてセキュリティ対策ができる

膨大な量の書類を紙で保管していれば、目当ての書類がどこにあるのかすぐに探すのは難しいでしょう。
すぐに探すことが難しいということは、万が一書類が紛失していたり盗まれていたりしても、気が付くまで時間がかかる可能性があるということです。
なかには重要な情報が記載された書類もあるでしょうし、セキュリティの観点においての対策は重点的に講じておくべきです。

このオンラインファイルストレージの場合には、階層ごとにアクセス権限を設定することができるため、これがセキュリティ対策に繋がっていきます。
オンラインファイルストレージには、役職を持った社員だけでなく、一般の社員が入ることもあるでしょう。
そういったときに、重要な文書が保管されている階層に入る場合には権限が必要だという設定をしておくと、不審なアクセスを防ぐことができるわけです。
このアクセス権限を与えられるという機能も、オンラインファイルストレージの特徴と言えますね。

手軽で簡単に容量を大きくすることが出来る

もし社内にサーバーを設置していて、そのサーバーの容量を増やそうというものなら、サーバーそのものを増設する必要があります。
サーバーの増設となればもちろんコストはかさみますし、手間もかかるでしょう。
そうならないように、データをコンスタントに整理して、要らないデータは削除するなどの手間が必要でした。

しかし、オンラインファイルストレージの場合には、業者が提供しているサービスを利用しているという立場になるので、増やそうと思えばすぐに容量を増やすことが可能です。
利用しているプランを上げたり下げたりするだけで容量の大きさをコントロールできるので、簡単に容量の規模を変更することができます。
膨大なデータを抱えている状態で、整理をすることなくデータを保存し続けられるというのは、大変嬉しいポイントですね。

業者のサービスを利用する形であるため、コストが安く済む

もし社内にサーバーを設置するとしたら、設置するだけでかなりの費用がかかりますし、サーバーを管理する立場の人材が必要になります。

そのため、「自社にサーバーを設置する」というだけで、かなりのコストがかかることを覚悟しなければならないということになります。

しかし、オンラインファイルストレージの場合には業者が提供しているサービスを利用しているという形なので、社内にサーバーを設置する必要がありません。
社内にサーバーがないということは、それらを管理する人材を配置することも要らないということになります。
システムの管理はサービスを提供している運営サイドがやってくれますので、専門知識のある社員が自社にいない場合でも、安心して利用できるでしょう。

データの共有をする手間が省ける

オンライン上にデータが保存されているので、データを共有することも大変やりやすくなっています。

これまでの書類を紙で保存していた頃は、オンライン上でデータを管理しているということはなかったので、データを共有するのもメールに添付したりUSBに保存したりと、手間がかかっていました。

しかし、オンラインファイルストレージを導入すれば、インターネットの環境があればどこでもデータを使用することが可能になります。

これによって、これまでのデータ共有にかかっていた手間を省き、これもまた業務の効率アップに役立ちます。

自動バックアップで保存のし忘れを阻止

作業をしている最中にパソコンがフリーズしたり、バッテリー切れで急に電源が落ちたりと、これまで作業をしていたのに保存がされなかったという苦い経験をした方は多いはず。

しかし、大概のオンラインファイルストレージでは自動的にバックアップを行う機能がついていますので、「保存が上手くできないままファイルを閉じて保存ができなかった」という事態を防いでくれます。

もし保存ができていなければ作業はまたイチからのスタートですから、こうしたミスが防げるのは、業務効率化に繋がるだけでなく、社員のメンタル的な部分でもかなり重宝するはずです。

社外にデータを預けることは、リスク回避にも繋がる

昨今では、どんなタイミングでどこに災害が起こるかわからない状況が続いています。
そのため、「もしオフィスが被災したら?」と災害の対策について考えることも多いはず。
そういったとき、オンラインファイルストレージを利用していると、データを社外に預けていることになるので、もしもオフィス自体が被災したとしても、データを破損させる心配がなくなります。
オフィスに併設されている倉庫に書類を紙で保管していると、オフィスが被災したときには書類も一緒に被災するでしょう。
これまで蓄積されてきたデータを破損させることは、会社にとって大規模な損失に繋がる可能性があります。
そうしたリスクを回避するという意味でも、オンラインファイルストレージは意味のあるものになります。

書類のデータ化を進めれば、印刷代などのコストが浮く

紙で書類を保管する文化をやめ、書類をデータとしてオンラインファイルストレージに保存するようになれば、書類を印刷することはなくなります。
印刷することがなくなれば、コピー用紙やインク、コピー機など、印刷に関わるランニングコストを削減することが可能です。
これはオンラインファイルストレージだけでなく、文書管理システムなどにも同じことが言えます。
電子帳簿保存法やインボイス制度などとの兼ね合いもあり、書類をデータとして保存するという方針をとる会社も少なくないでしょう。
これを機にオンラインファイルストレージを導入すれば、印刷に関わるコストを大幅にカットできるようになるかもしれません。

4.オンラインファイルストレージを使うにはデメリット

階層に応じてアクセスの制限をすることができたり、印刷コストを削減できたりと、いろいろな側面からメリットを感じるオンラインファイルストレージ。

しかし、どんなにメリットの多いオンラインファイルストレージであっても、多少なり気を付けておきたいデメリットがあります。

導入する前に把握しておくことが大切ですので、導入前に注意すべき点として、確認していきましょう。

5つのデメリット

システム障害が発生すると、アクセスできなくなる

オンラインファイルストレージの場合、業者のサービスを利用する形であるため、システムの管理を行うのも業者であると解説してきました。
こうしたことはサーバーの管理担当を配置しなくてもよくなるというメリットでもありますが、システム障害が発生した場合には、社内で対応することができないということでもあります。
障害が発生すれば保管しているデータを利用できなくなってしまう可能性もありますし、そうなれば業務に大規模な影響を及ぼすでしょう。

こうした障害は発生してから騒ぐのでは遅いですから、障害が発生した場合の対応について、業者に予め確認しておくことも重要ですね。

セキュリティが甘いオンラインファイルストレージには注意

導入の前には、必ずセキュリティに対してどれくらい手厚くしているか確認するようにしましょう。
第三者のセキュリティシステムを利用しているものもありますし、システムを開発したのが国内であるのか国外であるのかを確認することも有効です。
運営をする業者についてよく調査し、どれくらいのセキュリティ対策が講じられているのかを確認し、安心できるような対策がされているようであれば、導入を検討してもよいでしょう。

情報漏洩というのはたったの一回も許されない行為です。
企業としての信頼が急降下する要因となりますので、データを預ける相手として相応しい相手なのか、入念に調査するようにしましょう。

ファイルが増えると階層が複雑になるため、定期的な整理が必要

オンラインファイルストレージの場合、利用するデータが全てそこに集結することが予想されます。
そのため、データが増えるとストレージ内の階層が複雑になり、せっかく保存したファイルが見つけづらくなってしまうということもあります。
文書管理システムの場合には検索機能があることもあるので、検索をすることで目当てのファイルや書類をすぐに取り出すことが可能です。 なかには検索機能がついたオンラインファイルストレージもあるようですが、基本的には「入れ物」としてのシステムなので、階層のなかから探しだすしかありません。
目当ての書類がどのファイルに保存されているのか見当がつかない、ということになる可能性も多いにあります。
階層を増やさないようにする、1つのフォルダに収めるファイルの数を制限するなど、対策することである程度は回避をすることもできますが、定期的なファイルの整理をすることが必要であるということも、忘れてはいけません。

業者のサービスを利用する形なので、柔軟なカスタムはできない

基本的には発売されているサービスを利用する形なので、機能などの面で自由なカスタマイズをすることはできないという場合が多いです。
導入をするときには「なぜ導入するのか」「導入をすることでどのようなゴールを目指しているのか」ということを明確にして検討に入るかと思います。
しかし、欲しい機能だけでなく要らない機能がついていたり、あるいはコスト面では十分であっても欲しい機能がついていなかったりということもあるでしょう。
たくさんあるサービスのなかから自社が求める項目を満たしたサービスを見つけ、時には妥協が必要になることもあるかもしれません。
サービス同士を比較しながら検討することも労力のいることですので、こうした柔軟なカスタマイズができないということも、デメリットの一つとして挙げられます。

パスワードの管理に手間取る

オンラインファイルストレージによって異なるかと思いますが、データにアクセスするためにはアカウント情報が必要です。
パスワードやIDなど色々な情報を入力してアクセスするわけですが、社員一人ひとりがアクセスするための情報を知っていることになるので、この部分でも情報漏洩のリスクがあります。
パスワードが流出してしまえば簡単にデータも盗まれてしまいますので、アクセスするためのアカウント情報は大変厳しく管理する必要があるでしょう。

会社では毎年退職をする人が出てくるかと思いますが、こうした方々はアクセスするための情報を知った状態で退職をすることになります。
そのため、退職者に対してアカウント情報をどう管理するのか、前もって定義づけしておくことも大切でしょう。

こうした活動に手間がかかるため、簡単に導入案を進めてしまうのではなく、システムの使い方についてルールを作ってから導入するなど、対策を講じる必要があるでしょう。

5.オンラインファイルストレージを選ぶときの基準とは

オンラインファイルストレージについて、メリットとデメリットを見てきました。
ここからは、導入する前に確認しておきたい「オンラインファイルストレージの選び方」を確認していきましょう。
自社に合ったものを選ぶという観点から見ても、選び方をしっかり理解しておくということは大切になります。

6つの選び方のコツ

想定の範囲に収まるコストになっているか

オンラインファイルストレージを導入すると、初期費用に加え、サービスを利用する形になるので月額もかかりますし、場合によってはオプション料金もかかるでしょう。
こうした必要になる料金をすべて把握したうえで、許容範囲内のコストであるかどうかを判断しましょう。
いくら機能が充実していて必要な機能が揃っていても、コストが予定よりも多くかかってしまえば、続けて利用するのは難しくなりますよね。
せっかく印刷に関わるコストを削減することができるので、できることであれば導入をすることでこれまでよりもコストを落としたいと考えます。
これまでかかっていたコストと見比べて、許容範囲に収まるコストであるか、じっくり検討しましょう。

セキュリティ対策が十分に施されているか

企業にとって、情報漏洩は信頼を失う原因となる重大な問題です。
データを預けて保管するからには、十分なセキュリティ対策がされているシステムを利用しなければなりません。
システムの導入を決定する前に、必ず運営している業者がどのようなセキュリティ対策をしているのか調査するようにしましょう。

「通信が暗号化されている」「プライバシーマークを取得している」「2段階認証を導入している」など、判断基準は様々です。
このような対策をしているから大丈夫、と信頼を置くことが出来るサービスを利用するように心がけましょう。

運営サイドのサポート体制が整っているのか

オンラインファイルストレージを導入しているという時点で、自社内にサーバーを設置しているということではなく、業者のサービスを利用しているということになります。
そのため、システムトラブルなどでアクセスできなくなったとしても、自社内では手の施しようがないという点をデメリットとして解説しました。
しかし、逆に意識すべきは、そういった思わぬトラブルのときにどれほど迅速に対応をしてくれるか、というところです。
「24時間体制でサポートセンターが開いている」「問い合わせをしたらすぐにレスポンスが返ってくる」など、サポートの体制について確認しておくとよいでしょう。

いざトラブルが起きてから「サポートが十分でなく、不安が絶えない」といった事態になっても遅いのです。
導入した後に気づくのではなく、導入の前に確認しておきましょう。

アクセス権限は柔軟に設定できるのか

社内には、管理職から一般社員、派遣社員など、いろいろな人が所属しています。
しかし、オンラインファイルストレージに保存されている書類に対し、すべての人がすべての書類にアクセスできてしまうと、セキュリティの点で不安が残ります。
そのため、ファイルや階層ごとにアクセス権限を設定できる機能があるものを選ぶようにしましょう。
また、ただ「閲覧の可否」を設定できるだけでなく、「閲覧やコピー、ダウンロードは可能」「コピーやダウンロードはできないけどアクセスは可能」など、柔軟で細かな設定までできるものだと良いですね。
アクセス権限を適切に活用できていないと、これも情報漏洩の危険性が高くなる要因となります。
運営のセキュリティ体制にだけ依存するのではなく、アクセスの権限を与えながら、社内でのセキュリティに対する管理を手厚くしていきましょう。

必要なだけの容量を使用することができるのか

オンラインファイルストレージにデータを預けるわけですが、底なしに預けられるわけでなく、契約やサービスのプランよって使用できる容量は異なります。
せっかく契約が済んだのにデータが入り切らなかった、という事態は避けたいので、導入の前に「このくらいの容量は必要だろう」という目安を把握しておくことが大切です。

また、オンラインファイルストレージはサービスによって、簡単に容量のサイズを変更できる場合もあります。
サービスによって手順は異なるかと思いますが、容量の増減を簡単にコントロールできるサービスを選んでおくと、後から必要な容量が増えた場合でも、すぐに対応することができます。

導入の目的とゴールを明確にしてから検討に入る

これは選ぶ基準というより、選ぶときの考え方についてのお話です。
オンラインファイルストレージはサービスによって使用できる機能は違いますし、かかるコストやオプションで追加できる機能にも差があるでしょう。
しかし、大切なのは「自社が求めている機能は何か」を明確にすることで、「こっちはこんな機能もついているから良いのではないでしょうか」という検討の仕方ではなく、「必要な機能がついているのか」を基準に考える必要があります。
そのため、複数のサービスを並べてから検討や比較に入るのではなく、まず「自社が求めている機能は何か」を明確に決めてから、それに見合うサービスを探すようにしましょう。

導入する目的や導入することでどうしたいのかといったゴールを決めておくことで、それが検討のベースとなり、より比較・検討がしやすくなるでしょう。

6.オンラインファイルストレージは無料版と有料版のどちらがおすすめ?

たくさんのサービスがしのぎを削っているオンラインファイルストレージですが、実は有料のものだけでなく、無料で使用できるものもあります。
ここでは、無料版と有料版の違いについて解説します。

無料のオンラインファイルストレージはどのくらい使えるの?

無料で利用できるオンラインファイルストレージの場合、容量は5~10GB程度のものが多く、利用できる人数が数人と少なくなっていることが特徴です。
セキュリティの管理もついてはいますが最低限の仕様となっているので、法人向けとは言えず、個人が利用するのに適したものだと言えます。

管理したいデータは文書ファイルが基本で、個人事業者として活用したい場合には、無料版でも十分使用できる可能性があります。

法人は有料版がおすすめ|大容量&安心のセキュリティ管理

無料版は5~10GBと少なめの容量でしたが、有料版となれば1TB以上の容量を使用できるものもあります。
セキュリティ対策も厳重になっていて、利用できる人数も無料版と比べれば多くなっているので、法人向けと言えるでしょう。
また、業務を助けるような様々な機能がついているのも有料版の特徴です。
自社が必要としている機能がしっかりついていて、要らない機能はついていないほうが使いやすいでしょう。
しかし、多くの機能がついたものを選びたい場合には、やはり有料版がおすすめです。

7.オンラインファイルストレージの利用に向いている人

ここからは、オンラインファイルストレージの利用に向いた人はどのような人なのか、解説していきます。
自社が求めていることがオンラインファイルストレージで解決されるのか、じっくり確認してみてください。

利用に向いている人

データの管理に手間とコストをかけたくない人

記事の前半でメリットとしても紹介しましたが、オンラインファイルストレージというのは業者が提供するサービスを利用するという形ですので、自社内のサーバー本体を抱えることはありません。
そのため、サーバーを設置する手間やコストはかかりませんし、サーバーを管理するための担当者を確保する必要もないのです。
データ管理に手間とコストをかけたくないという人には、オンラインファイルストレージがおすすめです。

複数の場所からデータを共有できるようにしたい人

オンラインファイルストレージを利用することで、社内にあるパソコンからだけでなく、テレワークをしているときでもデータにアクセスすることが可能になります。
テレワークを普及させていきたい企業や、テレワークの社員が不便な思いをしている場合には、オンラインファイルストレージがおすすめです。
インターネットの環境があればどこからでもアクセスできるので、出張先でもデータにアクセスをして作業を進めることが可能です。

災害に備えてリスクヘッジをしたい人

紙のまま書類を保管していれば、もし自社が災害に見舞われた場合、書類が破損してしまう可能性があります。
そうすれば、今後のビジネスに大規模な損失が出る可能性もあるので、そういったリスクから回避されるという意味で、オンラインファイルストレージにデータを保存するという方法もあります。
サービスごとに機能が違いますが、ものによってはバックアップ機能がついてものもありますので、これも災害対策になるでしょう。

データを階層に分けて保管し、書類探しの時間を削減したい人

オンラインファイルストレージを利用すれば、紙での保存ではなくなるため、データを階層ごとに分けて保存することが可能です。
データの数が増えた場合でも、しっかり整理して管理することで、すぐに目当てのデータを探し出すことが可能になります。
そのため、ひとつの書類を探すためにいろいろなファイルを開いて探し、やっとの思いで探し出した、というような非効率な時間が解消されるでしょう。

ひとつの書類を探すために毎回重労働をするというのは、メンタル面でもかなり負担がかかります。
社員の負担を軽減させて業務効率を上げていくためにも、オンラインファイルストレージの導入はおすすめです。

8.中小企業や個人事業主向け!「GO!!電帳」は最安級の文書管理システム

本サイトを運営している株式会社ユーエスエスが開発をした、「GO!!電帳」。
ファイルサーバーシステムとしてだけでなく、文書管理システムとして、電子帳簿保存法やインボイスにも対応しています。
GO!!電帳はすべての書類を一括で電子管理することができるのが特徴です。
ペーパーレス化もどんどん促進されていきます。

GO!!電帳の利用料金は業界でも最安級

GO!!電帳は、導入費用が5万円で、月額は3000円~の業界最安級のファイルサーバー&文書管理システムです。

ミニマムレギュラーマックス
月額3000円5000円10000円
付与アカウント5個20個50個
容量10GB15GB40GB

料金と基礎的な情報は以上の通りです。
また、お客様のご希望に応じてオリジナルのファイルサーバーシステムの構築も承ることも可能です。

ファイルサーバーだけでなく、電帳法にも対応!

ファイルサーバーだけでなく、電帳法にも対応をしています。
また、使用開始直後は使い方や電子帳簿保存法について、疑問が出てくることも多いかと思います。
しかし、そういった際には電子帳簿保存法を理解したスタッフが全力でサポートとしていきますので、ご安心ください。
法律に沿ったデータ管理ができるようにサポートしていきます。

また、システム内に保存したデータは暗号化通信を採用して、しっかり保護していきます。
JIIMA認証も受けていますので、情報漏洩を防ぐ一つの要因として、ご利用の判断基準としてご活用ください。

GO!!電帳は直感的な操作が特徴

パソコンの操作が苦手な方や、新しい操作方法を覚えるのが苦手だという方も多いかと思います。
しかし、GO!!電帳では直感的な操作感を特徴としていて、実際のところ操作方法でお問い合わせをいただくことはあまりありません。
とはいえ、操作方法についてお問い合わせをいただいた場合には丁寧に対応をしますので、ご安心ください。

GO!!電帳はAIが数値を読み取って情報を取り込んでくれる

請求書をシステム内に読み込めば、AIによって記載されている情報を自動で読み込みます。
従来であれば会社名や金額などを打ち込む作業がありましたが、そういった作業をする手間がなくなり、業務スピードの向上にも繋がります。

9.まとめ

これまで紙で保存していた書類をデータとして保存することができ、階層に分けて保存することで探し出しやすくする、というメリットもあるファイルストレージ。インターネット環境があればどこにいてもデータにアクセスすることができる、という特有のメリットがあることも解説しました。
特にテレワークが普及している企業にはおすすめで、サーバーを管理するためのコストや、印刷にかかるコストを削減できる、というメリットもあります。
しかし、システム障害が発生したときには自社内で対応することができず、復旧することを待つしかないというデメリットもあるので、メリットとデメリットを天秤にかけて導入を判断しましょう。
個人事業者の方であれば無料版で十分である場合もあり、中小企業など小規模であれば株式会社ユーエスエスが提供しているGO!!電帳がおすすめです。

導入にあたっては、目的やゴールを明確にしておくことで、最適なシステムを導入することに繋がります。
自社に必要な機能をリストアップしながら、適切なサービスを利用するようにしましょう。

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本コラムは、ユーエスエス編集部がお届けします。

JIIMA認証を受けたGO!!電帳を提供するユーエスエス

ユーエスエスグループで開発する製品は、電子化・業務改善システムが多くあり、グループ累計で5000社以上の企業で利用されています。

文書情報管理士を取得した当社スタッフがコラムを監修し、電帳法・文書管理等の情報を発信しています。

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