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文書管理システムを導入するメリットは?アナログ管理の危険性から解放!

紙書類を電子化して保存することが出来る「文書管理システム」。
セキュリティや生産性の観点など、いろいろな側面でメリットが見られます。
これまで社内で問題になっていたことが、導入を機に改善されることもあるでしょう。

  • 文書管理システムとはどのようなものか
  • 文書管理システムの基本的な機能
  • アナログな文書管理の危険性
  • 利用するメリット・デメリット

このような点について、解説していきます。

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1.文書管理システムってなに?

日本にはハンコ文化なるものもありますし、とにかく社内やオフィス内にはたくさんの書類が保管されています。
文書管理システムとは、そんなたくさんの書類を電子化して、「文書作成→廃棄まで」という一連の流れを一元管理していくというものです。
ものによっては自社のパソコンだけでなく、スマートフォンなどからもアクセスが可能です。
よって、自宅のパソコンを使ってのテレワークでも、不便なく仕事ができます。

ちなみに、似たような意味合いの言葉として「オンラインファイルストレージ」というものがあります。
今回紹介している文書管理システムというのは「文書の作成から廃棄までを一元管理している」システムを指しますが、オンラインファイルストレージは、ファイルの入れ物そのものを指しているだけです。
システムと道具の違い、といったところでしょうか。

2.従来の文書管理は危険?情報漏洩や紛失の可能性がある

従来のまま、紙の書類で文書管理をしていると、それだけでリスクを背負っていることになります。ここでは紙のまま文書管理を行うことのリスクを3つご紹介します。

アナログ文書管理のリスク①
文書を探すことに手間取り、時間を割いてしまう

膨大な量の書類がファイリングされているなかから目当ての書類を探すのは、かなり大変な作業ですよね。
しかも、毎回書類庫まで歩かなければなりませんし、立ったり座ったりの回数が増えるだけでも大変です。
そうこうしているうちに時間が経ってしまい、とても効率の悪い時間となってしまいます。
アナログな文書管理をしていることで、非効率な時間の使い方をしてしまうリスクがあります。

アナログ文書管理のリスク②
紙として印刷・管理するのにコストがかかる

紙の書類として扱うからには、用紙とインクを使って、プリンターで印刷をしています。
また、印刷した書類を保管するために倉庫を借りることもあるでしょう。
アナログな文書管理をしていることで、こうしたランニングコストがかかっています。
これまでは仕方のないお金でしたが、これらは文書管理システムを導入することで、解決されます。

アナログ文書管理のリスク③
文書が紛失したり情報が漏れたりする

書類がデジタル化されていれば、必要なときにデータとして呼び出すだけですので、紙で持ち歩くことがありません。
しかし、紙の書類のまま持ち歩いていれば、紛失してしまう危険性も高まります。
また、紛失してしまうということは、情報漏洩をしてしまう可能性もあるのです。
こうした面からわかるように、文書管理システムの導入と合わせて書類を電子化することで、セキュリティ対策にも繋がるのです。

3.文書管理システムの基本的な機能

ここで、一般的な文書管理システムについている基本的な機能を紹介していきます。
基礎的な知識として、頭に入れておきましょう。

基本機能その①
文書の保管する機能

もちろん、文書管理システムですので、文書の保管をします。
従来のように文書をひとつひとつファイリングする作業はなくなりますし、紙の文書を電子化するときも、「OCR」という機能で他の電子文書と同じようにして保管することが可能です。

基本機能その②
文書の検索をする機能

保管するわけなので、もちろん検索をすることもできます。
しかし、ただ検索するだけでなく、探す文書によって「完全一致検索」「あいまい検索」「タグを使った検索」といったいろいろな方法を使い分けることができます。
どのようにして検索するのか、というところまで選べるので、文書を探す手間が従来と比べてもグッと便利になるでしょう。

基本機能その③
バージョン管理機能で、文書の最新版が分かりやすい

文書は、ときに編集されて内容が更新されることがあります。
このとき、紙で保管していると何枚目が最新の更新されたものか分かりづらく、保存の仕方にルールを決めておくなどをしていないと、文書の編集された順序が分からなくなってしまいます。
しかし文書管理システムでは、文書の編集が最新になっているものに、すぐにアクセスすることが可能です。
また、履歴をさかのぼるように、関係している過去の編集も閲覧することができます。
文書の編集に関するトラブルも避けることができるわけですね。

基本機能その④
範囲ごとにアクセスの権限を付けることができる

契約書をはじめ、機密性の高い文書をシステム内で管理することもあるでしょう。
しかし、そういった重要な文書が誰でも閲覧できる状態だと、安全な状態とは言えませんよね。
文書管理システムでは設定範囲に応じてアクセス権限を設けられるので、データ漏えいの心配も不要です。

基本機能その⑤
編集を記録するなどセキュリティ対策もできる

文書の編集について、どこで誰がどういった作業をしたのか、更新日などを記録することができます。
また、コピーや印刷ができないようにするといった設定ができるものもあるので、必要であればそういった機能が搭載されたものを選びましょう。

そして、文書管理システムのなかには、他の会計システムやファイルストレージなどと連携できるものもあります。
システムの壁を乗り越えていろいろな書類を使えるようになれば、これもまた業務効率化に拍車をかける役割となるでしょう。

4.文書管理システムを利用するメリットは?

文書管理システムを使うことで、どのようなメリットがあるでしょう。
これから文書管理システムを導入する企業などの場合には、どういった機能を持つものが良いのか、自分たちに最適なものが選べるように、チェックしておきましょう。

文書管理システムのメリット①
情報漏洩や紛失を防ぐセキュリティの対策になる

基本機能のところでも解説しましたが、書類を電子化することで書類を持ち運ぶことがなくなるので、紛失する危険性がなくなります。
紛失が無くなるということは、情報漏洩の不安も解消されるわけです。
また、アクセス権限を持たせることもできるので、これもまたセキュリティ対策に繋がります。
このように、文書管理システムを導入するだけで、複数のセキュリティ対策を身につけることができ、社員の安心にも繋がるでしょう。

文書管理システムのメリット②
時間短縮の効果バツグンで、業務効率化に繋がる

簡単に検索ができるようになったので、書類を探したり片付けたりすることがなくなり、作業時間の効率化に繋がります。
ものによっては社内のパソコンだけでなく、スマートフォンからもアクセスできるので、テレワークをしている社員にも大変便利になります。

文書管理システムのメリット③
ペーパーレスで大幅なコストカット

書類を印刷するには用紙が要りますし、インクやコピー機も消耗品となるでしょう。
しかし、文書管理システムの導入に伴ってペーパーレスにも成功すれば、これまでかかっていたランニングコストを大幅に削減することができます。
また、書類を保管しておく場所としてかなりのスペースが占領されるわけです。
保管するための場所が無くなれば、それだけオフィスを小さくすることで、家賃を抑えられるかもしれません。

5.文書管理システムのデメリットは?

いくらメリットがたくさんあるとはいっても、導入するにはコストがかかりますし、デメリットもないわけではありません。
導入前に、しっかり把握しておきましょう。

デメリット①
導入にもコストがかかるし、運用にもランニングコストがかかる

アナログな文書管理では印刷などのコストがかかる、と解説しました。
しかし、文書管理システムを導入するときにもコストはかかりますし、運用していくなかでもコストがかかっていきます。
そのため、導入前と導入後で、どうコスト面で変化があるか、どちらがコスト高であるのか検討してから、導入するようにしましょう。

デメリット②
これまで保管していた書類のスキャン作業はかなり重労働

文書管理システムを導入するということは、これまで紙で保存していた書類を1枚ずつスキャンする作業が必要になります。
これはかなりの労力が必要ですし、対応するためにかなりの人数を使用してしまうこともあるでしょう。
費用のことだけでなく、こうした導入前のひと手間も考えておかなければなりません。

また、導入後のワークフローについても検討しておかないと、上手にシステムを活用していくことができない可能性もあります。
前もってルールやマニュアルを作っておくことで、導入に備えておくことも重要です。

6.文書管理システムにはいろいろな種類がある

文書管理システムはタイプが色々と分かれているので、選び方によって、自社に合ったシステムを選択する必要があります。 もちろん、基本的な機能を備えたシンプルなタイプもあるので、ただ書類を電子化したというくらいの規模なのであれば、シンプルなもので大丈夫です。
しかし、なかには承認作業や申請などもできるものがあります。
承認などの業務も含めて効率化していきたい場合には、ワークフローに関する機能がついたものを選ぶと、よりスムーズに業務を進められるようになるでしょう。

なかには無料で使用できるものもあるので、こうしたものを使いながら、自社と文書管理システムの相性を観察するのもおすすめです。

7.まとめ

文書を電子データにして一元管理できる、文書管理システム。
導入にコストがかかるなどのデメリットもあるものの、書類探しの時間がなくなったり印刷などのコスト削減ができたり、多くの問題を解消してくれるものでもあります。

社内のビジネスを加速させるアイテムとして、文書管理システムは活用できます。

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本コラムは、ユーエスエス編集部がお届けします。

JIIMA認証を受けたGO!!電帳を提供するユーエスエス

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文書情報管理士を取得した当社スタッフがコラムを監修し、電帳法・文書管理等の情報を発信しています。

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