収益的支出(しゅうえきてきししゅつ)とは?
収益的支出とは、固定資産の修理などに要した費用のうち、維持管理あるいは現状回復と認められる部分を言います。例えば、外壁の亀裂の修復で、現状に回復したというような例です。前の状態に戻るだけで価値が高まり耐久性が向上したといえない場合は収益的支出となり、すべて経費に計上できます。
一方、「建物や備品などの資産の修理を行う際に、改良を加えてその価値や機能を向上させたときにかかった費用」は、資本的支出になります。本来は資本的支出の要件を満たしている費用でも、以下のような条件を満たす場合は収益的支出として経費に計上することが可能です。
- 1件あたりの修理にかかった金額が60万円未満であること
- 1件あたりの修理にかかった費用が、前期末における取得価額のおよそ10%相当額以下であること
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